いろんな家に片付けに行くと、だんだん「散らかる理由」が似ている事に気が付いてきた。
つまりは、それが今の日本社会の「住」に関する問題をあらわしているのではないか。
今日はその「散らかる理由」のトップ5について、一つずつお話していく事にする。
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■「散らかる理由」トップ5はこれ。
散らかる理由のトップ5はおそらくこちらの5つ。
■リビングに真っ先に入ってきてしまう問題
■リビング近くで着替えをしたい問題
■ダイニングテーブル周りに小物が溜まる問題
■子供のおもちゃとランドセル問題
■玄関がごちゃごちゃしてしまう問題
大枠で、ちらかっているのは、「玄関」「リビング」「ダイニングキッチン」「洗面脱衣室」である。
これら以外にも、もちろん散らかっている場所はあるのだが、ここの難しさは「家族が共有で使う場所という事だ。
たとえ、オカアサンが片付けしたいと思っていても、家族がそれをそこまで重要と思っていなければ、片付かない。
使用頻度が高い場所だからこそ、モノが集まってくる。
それぞれにその場所を使う理由があり、自分の「プライベートスペース化」させてしまう事で、オカアサンの片付けがスムーズにいかなくなるのである。
家族共有だからこそ、家族全員が快適である事を目指したいところだが、
そのために『自分の行動』を変えなくてはいけない(しかもめんどくさい方向に)というのは受け入れたくない・・・というのが、個人主義的な考えなのだろう。
その是非はともかくとして、
まずは、現状を知る事で解決策も見えてくる・・というもの。
では、一つ目の問題から。
■リビングにまっさきにはいってきてしまう問題。
まず、問題となるのは、家族のほとんどが、帰宅すると何はともあれ、リビングに直行する・・・という事だ。
とくに、一戸建ての場合において、その傾向がつよい。
なぜなら、マンションならば、自分の部屋がリビングよりも近い場所にある事もあり、まずは荷物やコート等を自分の部屋に置く事はたいして苦痛ではない。
しかし、一戸建ての場合、自分の部屋よりはリビングが近い。
だから、とりあえず、寒さや空腹、疲れ等から、暖かく、家族がいるリビングに入りたいと思うのは、人間として当たり前であろう。
例え、玄関に立派な収納が供えられていたとしても、そんなのはスルーである。
なぜならば、まずは、快適な温度に整えられて、広い場所があるリビングに荷物をどどっと置いて、上着をパパっと脱いで、なにか飲み物でも飲みたい・・・と多くの人が思っているからだ。
細々とした玄関収納にかばんをおいたり、寒いのに玄関でコートを脱ぐのはいやだ。と私は思うが、あなたはどうだろうか。
■室温は片付けととても関係がある。
この仕事をしていて、つくづく思うのは、片付けと「室温」の関係だ。
人は快適な室温の場所にできるだけ近寄りたがる。
これはその他の散らかる問題とも関連があるので、おいおい考えていきたい。
次に続きます。
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