こんにちは
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
今の定番の間取りといえば、
対面キッチン
その前に
ダイニングテーブル
ソファ+リビングテーブル+テレビ
リビングの横に和室
キッチンの近くに洗面脱衣室
二階に主寝室+子供部屋2部屋+ウォークインクローゼット
こんな感じの要素の組み合わせです。
もう30年くらいはこのパターンでほぼ変化なく、進んでいるんじゃないかな。
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片付かない悩みって、実はこの定番の間取りのせいなんじゃないの?
私は、ずっと思ってることなんだけど、
この定番の形って本当に普遍なんだよね。
まず
・対面式キッチンの魅力が強すぎてほぼ新築時に95%くらい採用(竹内調べ)
・ダイニングテーブル新築時導入率90%(竹内調べ)
・ソファ購入率85%(竹内調べ)
・和室採用率90%(竹内調べ)
これらのアイテム、とてもとても人気なんです。外せない要素なんです。
でも、本当に本当に、これらの要素ははずせないんでしょうか。
リアルな日常生活で、それらの活用具合はどんな感じなんでしょうか。
対面式キッチン

バーのママごっことか、昔憧れました。
昔は、キッチンの並びはこのような「対面式キッチン一人勝ち」のような状態ではありませんでした。
L字型、コの字型、もちろん懐かしい壁づけI型も健在でした。(←キッチンメーカー勤務時代の情報)
キッチンにもいろんなバリエーションがあったのです。
それから30年ほどたち、「対面式もいい加減飽きたな、違うパターン出てこないかな」と思いつつも、
こればっかりはとても根強い人気があり、まだしばらくは「対面式」は定番としてあり続けると思います。
(ちなみにこの対面式ブームは、私が調べるに「日本独特」のような気がする。海外はそこまでこれ一辺倒になっていない。独立型も健在。)
人気の理由は「家族のほうを向いて作業できる」と同時に「足元や手元が隠せる」という部分ではないかと。
お客様の声を聴いても、どうも、「隠れる」という要素は、かなり私たちに安心を与えてくれているようです。
ダイニングテーブル

ついモノが乗っかっちゃう。
しかし、対面式キッチンとセットで語られる「ダイニングテーブル」は、
よく考えたらそこまでの必要性があるのかどうか疑わしいのです。
もちろんあれば、そこでご飯も食べてるし、というか「それが当たり前」だと思うから何の疑問も持たずに使っていますが、実はこれが一般的に普及されてきたのは、今から50年~60年くらい前なのではないかと思います。
それまでは、サザエさんのように、和室の居間でちゃぶ台でご飯食べてましたよね。
で、60年たって、定着したのかというと、実は微妙です。
なぜか。
「座って食べるほうが落ち着く」と私たちが思っている可能性があるからです。
一人でご飯を食べる時、テレビの前のリビングテーブルにきちゃったりしません?
私も実家の母が来たら、ダイニングではなくリビングテーブルでご飯食べたりしがちです。
ダイニングテーブルの上は、なんだかモノがたくさん置かれちゃって、ご飯を食べるどころじゃなくなっている人も多い。
なんだか、作業台みたいになっている人、皆さまの中にもいるのでは・・・?
本当に、ダイニングテーブルって、私達に必要な要素なんだろうか。
素敵なリビングテーブルがあれば、もしかして、テーブル二つもいらなかったりして。
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まとめ
何十年も、今のスタイルを疑わず、取り入れ続けてきた私たち日本人ですが、
そもそも、その「型」って西洋文化のコピペなんですよね。
多少「靴を脱ぐ」とか「和室もつくる」なんていう独自性を発揮しているものの、
それでもまだ、本来の私たちの暮らしにベストフィットか・・・というと、実はそうではないのかもしれない。
なぜなら、今、「片付け」に悩んでいる人が、本当に多いから。
これは、単に「モノが増えた」とか「忙しさ」が理由ではなく、「間取り」がフィットしていない・・・という事も大きな原因のように思うのです。
私は設計士ではないけれど、片付けのプロとして、リアルな日常の側からの「必要な要素」を厳選する事は出来ると思っています。
それでは夢がない家になる・・?美しくない?
そうかもしれないけど、美しく住むためには、モノと上手く付き合える仕組みがどうしても必要です。
そもそも、きちんとした「箱」さえあれば、後はその人次第で美しい暮らしは、いかようにも作れるものだと思います。
だから、まずは根本的なところから、「今」の暮らしを見直してみたい。
そして、新しい「日本の住宅の定番の「型」」を作り出してみたいのです。
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