バックヤード理論

「片付かないのは収納がせまいから」という考えの落とし穴

収納が狭いのは、たしかにハードル高いけどね。

らくちんなのに素敵に暮らせる
「わがまま間取り」
を探求したい

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こんばんは。

徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。

今日も「片付かないのは間取りのせいかもしれない」シリーズ。

三回目です。テーマは「収納が狭いから片付かない」。

懲りずにお付き合いください(^^♪

↓今までの記事はこちら。

片付かないのは間取りのせいかもしれない ・「散らかるパターン」は決まっている!?片付けの現場から見えてくる「 散らかる」法則

今の「普通の家」の間取りの欠点

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■大切なのは収納の「広さ」ではなく「収納のある場所」

 

収納が狭いから片付かない、というのは、正しくもあり、間違いでもあります。

確かに、必要なモノが入る場所が少なすぎるのはキツイ。

でも、では「広ければ広いほどいいのか」と言うと、全くそうではありません。

そこんとこ、わかっていない建築業界のオジサマがたくさんいらっしゃいます。

 

床面積に対する収納面積の比率がどんなに多くても、

その収納がどこにあるのか、また

その大容量収納に、いったい何がどのように収まるのか、

ほとんどの場合、イメージ出来ているわけではありません。

ただ、奥様の「収納は出来るだけ広く」という願望をかなえているだけです。

 

しかし、もし、そこに入れたいものが、

捨てられない服や

使わない古い家電や

昔の家で使っていた家具や

古いマンガや

子供の小さなころのおもちゃだったりするなら、

 

ちよっ・・・まてよ(キムタク風)です。

 

■使わないモノから発せられる負のエネルギー

 

使わないモノから発せられる負のエネルギー」なんて言うと、オカルトチックに聞こえるかもしれませんが、

例えば会社で、あなたがとても有能なのに、能力はいまいちだが、やたらオヤジ受けがいい若い新入社員に仕事を奪われたとしたら

それでもその上司の幸せをあなたは願えますか。ごめんやけど、私は無理かも。

「ちょっと若くて可愛いからと、ちやほやしちゃって。まだまだ私は使えるのに。(byホットプレート)」

BRUNO crassy+(ブルーノクラッシー)限定色ブルーグレー

確かに若くてキレイな子には、ついふらっと来ちゃいますが…フラフラ。ほしい。

 

日本は八百万の神の国です。針一本、米一粒にも神が宿る国です。

モノは全て「神様」だとしたら、

使われずに、次の人生にも送ってあげられず、ひたすら飼い殺しのような目に会わせる事が、どんなに罰当たりな事でしょう。

 

ひろい収納は、そんな「使わないモノ」の「負」のエネルギーを貯めにためてしまう場所・・とも言えます。

そんな空間が家の中にあるなんて、運気が上がる訳ありませんよね。

ひー、こわいこわい。

 

■広い収納が使いこなしにくい理由

広ければ広いほど、ため込んでしまう人のサガ。

なーんて、そんな事は余談としても。

半地下や、二階、ロフト、屋根裏部屋などに、どんなに収納スペースがあっても、リビング等から遠くて使いこなしにくいし、

奥行が広すぎると、収納内部に通路が必要でスペースの無駄になったり、

通路をモノがふさいだとたん、奥のモノが死ぬ…って事になりやすい。

 

広い収納を使いこなすのは、難易度が高いという事は、わかった上で導入するべきだと思います。

広いから片付く・・・というのは、大きな誤解です。

死蔵品を増やして、家の中に「モノのお墓」を作るようなもの。それも建築費を坪単価云十万円払って。

 

それ、意味ある?

 

■環境に負荷をかけない「ちいさな家」

広い収納を私が問題視するのは、なにもお金の事ばかりが原因ではありません。

壊した後の建築廃棄物の問題です。

 

ゴミを捨てるのが環境に負荷をかけている・・というのなら、

家を壊した後の廃棄物は、その何十倍も環境負荷が高いと言えるからです。

特に、日本の家は長くて50年、平均30年くらいだと言われています。

大きな家を建てても、たかだか30年でクラッシュ&ビルドしてしまうとしたら、

どれだけ大きな建築廃棄物を排出してしまう事か。

分別してリサイクルするにも、そのぶん余分な労力とコストとエネルギーがかかります。

ならば、初めから無駄に大きく建てないほうが、資源もエネルギーも大切に使う事になると思いませんか。

 

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それに、家が小さければ、よく考えてモノを買うようになるでしょう。

消費行動は確実に変化します。

モノが少なければ、管理も簡単で、ロスが減ります。

【食品ロス削減】私たちの持つ「大きな力」とは。

 

収納計画をおおざっぱに考えて家を建てるか、

それとも、きちんと自分や家族のライフスタイルを考えた上で適切にプランするか。

そんな自分のちょっとした意識のかけ方一つで、環境に大きな影響を与える、なんて、ちょっと前まで誰も考えていなかったのでは?

 

でも、今ならば、多くの人の意識は大きく感覚は変わっているはずです。

ほんの一か月、世界中が止まっただけで、大気は浄化され、海はきれいになっているのです。

私たち一人ひとりの行動の影響力は想像以上だった。

 

「家を建てる」という事は、大きな資源を地球から預かるという事でもあります。

そこんところは、よく考えて・・・

無駄のないプランを考えたいところですね(^^)。

 

徳島お片付けラボ
エクリュプラス 竹内真理

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